かわむらの
日々
帯合わせ
醒ヶ井さんの友禅作品
まちなかアートギャラリー期間中、地元作家さんの作品展示と同時に当店の友禅作品もギャラリー的に展示しています。メーカー毎の特徴が分かりやすいよう、それぞれに分けて展示してみましたが、当店の好みというフィルターを通して作ってもらったものが多いので、ある意味で感覚は共通するものがあるなと再確認しているところです。
今日はその中でも、お付き合いとしては最も古い歴史のある醒ヶ井さんの作品を取り上げてみます。
鷺草を手描き友禅で表した絽の付下げに、無線友禅でゲンゴロウを描いた絽染帯です。
当店はこの描き味が好きで、題材を変えたシリーズでいくつか扱いました。他には蛍やてんとう虫など、やはり小粒な昆虫柄が多かったですね。麻や綴など生地を変えて描いたものもあったので、当店を通してもかなりのタイプがお客様の元に行き渡っていることになります。
湿地に生える鷺草と合わせて、夏の水辺風景を表現してみました。心なしか、蝉の音や水音も聴こえてきそうじゃありませんか?
現在、店頭ウィンドウに展示しています。アート観賞の途中に、ぜひこちらもご覧ください。