かわむらの
日々
帯合わせ
十五夜
少し前の投稿で、観月をテーマにした帯を紹介しました。(暑くないという意味で)お月見できる季節が待ち遠しい、なんて希望をそこに記しましたが、早くも昨夜は十五夜。その希望を叶えてくれたかのように、昼間とは違う涼しさのなかで見事な名月を観させてもらいました。
で、非常に短絡的なんですが、今日はこちらを。
観月図の時に一緒に撮っておいたものなんですが、月に見立てた丸文の九寸帯です。制作はこの付下げと同じくフジモト。
季節も年齢も問わない丸文で、さらに名古屋帯ということで合わせるアイテムも幅広いものですが、やはり今の季節に見ると最も存在感が高いように思います。
観月図との対比として同じ松文様の付下げにのせましたが、上記したように様々な着物と合わせて楽しめます。
こちらは前に紹介した小紋に合わせてみたものです。不規則な動きを持たせた疋田文をバックに、鳥獣戯画の登場動物たちが踊る小紋。制作はやはりフジモトです。
まだまだ昼間はザ残暑といった暑さが続きますが、朝晩の空気は大分爽やかになってきました。お出かけも気持ち良い季節になっていきますが、同時にぜひ着物も楽しんでいただけばと、そう願っている毎日です。