かわむらの
日々
着物
年度末の忙しさにかまけて、投稿をかなり怠ってしまいました。その間に桜は満開を迎え、春そのものといった雰囲気に変わってきました。
当店でも季節は進んでいます。今日はひと月ほど前に注文してあった一品が仕上がってきましたので、ここでも紹介します。
芽柳に蛙。フジモトさんが得意にしている画題です。
以前は小千谷の生地を使うことが多かったですが、今回はより希少性の高い近江の浅井紬の薄物を染下地にしました。
軽やかな生地の上で、柄表現もより軽快な感覚に仕上げました。蛙の表現だけはよりリアルに。この辺りは好みの分かれるところではありますが、もとより嫌いな方は寄り付きもしないでしょうから、蛙好きな方に発見していただくことをひたすら待ちます。
ハラ文です。この春はお出かけの予定を積極的に入れている人が多いようですね。そういった時向けの衣装の相談が目に見えて増えています。この調子で夏を迎えたいものだなというのが実感ですね。祈りを込めながら、今年も夏物を仕込んでおります。店頭でもここでも紹介していきますので、ぜひご覧ください。