かわむらの
日々
帯合わせ
夏小紋 メダカ
ゴールデンウィークが近づいてきました。大雨の後は快晴が続き、気温も上昇気配です。ありがたいことに連休中はご来店予約が多く、忙しくなりそうです。お出かけ日和が続くと、休みを楽しんでいる皆さんに羨ましさを感じるものですが、ぐっと抑えて営業いたします。
今日は、ちょうど届いたこの一品で。

この遠さだと何なのかよく分からないですかね。メダカたちの姿を白揚げで描いてもらった小紋になります。数ヶ月前に見せられた見本反より明らかにメダカの数が多いような気がしますが、それはサービスなんでしょうか。

画像では分かりにくいと思いますが、時折、銀描きを施してあるメダカちゃんがいます。水面の反射、もしくはメダカ自体の煌めきを表現した、心憎い演出です。

相方として、水辺をテーマにした濡れ描きの絽九寸。制作は醒ヶ井です。

同じく水辺がテーマの薄もの紬九寸。これではまるでメダカちゃんたちが逃げ惑う図のようだと、家族から指摘されました。実際に、白鷺のような大きめの鳥がメダカを狙うことなどあるでしょうか。帯の制作は小紋と同じフジモト。

あえてモチーフを重ねてみました。都の絽つづれです。帯を中心に、その流れから全体に泳いでいくような感覚です。身に纏う人の全身が水のような感じで、せめて暑い季節に気持ちだけでも涼を得ていただけばというメッセージを込めて。
呉服屋を営んでいながら、花よりも生き物を題材にした時の方がイキイキとしていることがバレてしまいますね。夏はこういうことが楽しいです。