かわむらの
日々

お知らせ

植山正織物の綴袋帯

毎朝、車のエンジンを最初にかける時に、ナビゲーションの声で「今日は◯◯の日です」と教えてもらうのが日課となっております。例えば11月22日なら「今日はいい夫婦の日です」というやつ。

本日は12月12日。イチニ、イチニで今日は何の日だろうかと予想しながらエンジンをかけると、「12月12日、今日はバッテリーの日です」とのことでした。(イチニ、イチニでバッテリー?何で?)と疑問に思いながら検索してみると、「野球の背番号で投手が1、捕手が2であることからバッテリーの日」ということでした。ああ、なるほどねと脱力しつつ、今日は会う人会う人にこの話をしている中年男がいます。

本題に入ります。今日は植山正織物さんの綴織袋帯を入れました。

前から在籍してる子も一緒ですが、なかなか見応えのある品揃えになりました。

イーラパークブログ時代からご覧くださっている方はよくご存知でしょうが、植山さんの帯は当店ではすくい織の八寸帯が多かったのです。ですが、ちょっと思うところがあって今回は綴の袋帯を多くしました。

今回の入荷品でもそうですが、植山さんが過去に制作した重い加工の袋帯を積極的に入れようと思っています。時代も時代ですし、今後作られるかというとそれも厳しいでしょうし。

カチッとしたフォーマルの需要が少ない時代になってはいますが、植山さんの綴は意外に幅が広い顔つきをしてるものが多いんですよ。これはその一例。

能衣装から取材した綴袋帯「桐唐草文」を、千切屋の小紋にのせてみました。この桐唐草文は植山さん自身も思い入れを強く持っている加工的にも重い一品で、ガチガチのフォーマルと考えていたようですが、こういった小紋に合わせても違和感ないでしょう。

もちろん、付下げや訪問着には完璧に合います。幅広く使えますし質の良さは折り紙つきですし、いまお客様に手にいれていただくのは、ある意味チャンスなんじゃないかと思ったわけです。

ぜひご覧ください。

 

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