かわむらの
日々
着物
染ウール
コロナの流行が確認されてから、人が集うという行為に対して「悪」だと考える認識が広まっています。私たちの身の回りでも、成人式をはじめ普段だったら当然行われるはずだった数々の行事が中止に追い込まれました。「◯◯人以上の会合は控えるように」というお達しを守って、定例会議なども不開催、またはズームで代替というケースも多いと思います。
そういった状況の中で今、夜の銀座に行った国会議員さんなどが叩かれていますが、それを議論している国会の席が既に密ですね。野党の皆さんは相変わらず大声でのヤジを飛ばしたり、委員長に詰めよっていったりしていますが、飛沫が心配になりますね。あの方々はきっと、逆説的な意味で行動変容がいかに大変かということを身をもって全国に示してくれているのでしょうね。
色々なことを真面目に考えていると何だか馬鹿馬鹿しくなってきそうですが、現況の中で生活していかなければならないこと、前に進んでいかなければならないことに変わりはないので、今日も粛々と生きていきます。
今日取り上げるお品はこちら。
染ウールの着尺。かつては子供の普段着としてよく見られたものですが、今はほとんど見かけなくなりました。これらを仕入れた時にも、取引先の業者が「久しぶりに試しで作ってみた」という趣旨のことを言っていた記憶があります。その後、本格的に量産しているという話は聞かないので、試しのまま終わったのでしょうか。ある意味で希少品ですね。
レトロな味があって、今の時代に見ると逆に新しい的な魅力を感じます。小さなお子さんのお正月スタイルなどにしてもらうと良いかも。今年が過ぎたばかりのタイミングで言うのも何ですが…