かわむらの
日々

浴衣も続々と集まってきていますが、小千谷や近江など麻織物も揃っています。今年も気温が高い日が早く来そうですし、気軽な麻織物の出番もより増えそうですから、要注目なアイテムですね。今日は小千谷縮を一部紹介します。

まずは青灰色という表現が相応しい、吉新織物からの一品。なかなか深い色が出ていて、男女どちらにも良い感じです。

ここからは杉山織物から。横段というか市松というか、柄合わせが楽しみな一品ですね。

黒地と灰色での織り分けの縞。渋い感覚がおすすめです。

縞のグラデーション。下に白布を敷いて撮影しているので、白襦袢を着た状態だと思って見ていただければ。これもなかなか面白いなと思った一品です。

その他、薄い縞や無地なども揃えています。浴衣は色々楽しんだけど今年は一段ステップアップとお考えの方、普段着物に初挑戦という方にもおすすめなアイテムです。

当店のブログを以前から購読いただいている方には耳にタコかもしれませんが、夏は着物入門に適した季節なんです。他の季節に比べて身軽に着られ、買い求めるにも気軽な価格のものが多くあります。気軽なものであっても、産地や織元によってそれぞれに伝統、こだわりがあり、そういったことを味わいながら身にまとうことでまた楽しみも広がります。(吉新織物さんなどはインスタグラムも開設してあり、製作過程を詳しくアップしています。なかなか面白いですよ)

より多くの皆さんに着物の楽しさを知ってもらうべく、私たち小売店も努力しなくては。作り手さんたちの発信を見ながら、改めて思う最近です。