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小千谷の兵児帯入荷しました

今年は5月中旬にして梅雨入りという異常気象。小学校のPTA行事(今年、私が会長を仰せつかっています)を梅雨を避けてわざわざ今週末に持ってきたというのに、どうやらそこに梅雨の雨が直撃しそうな勢いです。

思えば昔から雨男でした。浅間大社の祭事の実行役である氏子青年会の会長を務めた年には、数十年ぶりに5月5日の流鏑馬祭が雨天中止になりました。商店街のハロウィンイベントを任された時には、10月末日なのに台風が来ました。偶然とはいえ、ここまで揃うとなかなかだと思いませんか。

梅雨が来たということは夏に一歩近づいた証。当店にも夏らしい品が次々に届いています。これもそんなアイテム。

当店のロングセラー、小千谷の兵児帯。今年もお客様からのリクエストを受けて入荷しました。この帯、メーカーとしては男物として開発したそうですが、初めて当店に置いた時に購入した方はすべて女性でした。この傾向は全国的だったようで、年々女性向きな色も増えてきていますね。

最近の当店では、男女比率としてはほぼ半々といったところ。面白いのは、男女問わずにリピーター率が非常に高いです。それだけ、締め心地や着姿に満足頂いているということだと思います。

男性としての利点を述べるなら、まず締めやすいこと。くるくる回して最後は結んでもよいし、中にしまうだけでも大丈夫です。着姿も絞りの兵児帯のようなボリュームにはならず、すっきりとした印象です。

女性も締めやすさは同様で、例えば貝の口を作ってみても意外にしっかりと結べたりするようです。場合によっては小さめの帯板を入れるとよりしっかりした印象になるとか。

色々な面で「ちょうど良い」感覚が魅力なんだと思います。おすすめです。

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