かわむらの
日々

お知らせ

白生地を誂え染など

今年も来ました看板ツバメ。ただいませっせと建築中です。他店の軒先に来るツバメたちはとっくに巣立った頃、今年は来ないのかな、来ないのなら今年こそ看板きれいにしようかなと思っていたその頃、嘲笑うかのようにやって来ます。

縁起物だと言われますし、残り物には福があるなんて格言もありますしね。作るからには立派に作り上げてもらいたいものです。そして立派に子供を育て上げてもらいたいものです。そうでなければ看板が可哀想ですから、お願いしますよツバメさん。

忘れた頃にやってくるツバメにあやかって、忘れた頃にやってくる企画を。

白生地誂え染企画です。上質な紋意匠ちりめん(地紋のある生地)を各産地の織元から提供いただき、お好きな色に染め上げオリジナルな色無地をおすすめします。暈し染、刺繍など、無地以外の加飾も出来ますし、羽織など他の仕立ても提案できます。質の高さとオリジナリティに魅力を感じていただけるようで、いつも好評いただいています。

今回は夏物もおすすめ。絽や紗の他に浜ちりめんの薄物も入れてみました。近年よく染下地に使われている生地です。透け感が分かりますかね?絽や紗ほどは透けず、まさに薄物といった感じ。夏物としてのボーダーをやや暈し、着用期間も少し長く考えられそうですね。これもどんな勧め方が出来るかなと、現在思案中です。

制作に自ら関わり出来上がりを見届けることが出来るのが、誂えの魅力ですね。信頼できる職人さんたちと共に当店もお手伝いさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

©呉服のかわむら