かわむらの
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アイスコットン長襦袢

前回の投稿では夏場の課題である汗対策に長じた商品を紹介しましたが、今回は冷感が特長の品を紹介します。

スイスのスポエリー1866社が開発したアイスコットンを織り込んだ長襦袢。

織り方で肌への接触を減らして冷感を得る生地と違い、接地面を多くして体熱を吸い取るようなイメージです。その繊維も薬品を使って作るわけでなく、全くの天然素材だそうで、そこもポイントですね。

実際に着用した感想としては、化学的に作られたものにある強い冷感ではないものの、穏やかながら持続性のあるひんやりとした感覚があり、裾さばきの良さなどで他にない着心地の良さを感じるようです。

思えば、着物特有のこの形状も、蒸し暑い日本の気候をいかに快適に過ごすかを考えて作られていったと聞きます。平均気温が上がり続けている近年ではなおのこと対策を取っていかなくてはいけないでしょう。こういったアイテムが生まれてくるのは歓迎すべきことですね。

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