かわむらの
日々

連日、夏を思わせる暑さが続いております。季節がその季節らしくなってくると、よくしたものでその季節らしい注文が入ってくるものです。今年は幼稚園や保育園などでも夕涼み会的なイベントを復活させるところが多く、子供さんの衣装について相談いただくことが増えてきました。

そこでハッと気づいたことが。このホームページを立ち上げて以来、子供向きの浴衣などを取り上げたことがなかったのではないかと。旧ブログ時代は季節が近づくと必ず紹介していたものでしたが、今年からはツイッターを妻に任せ、そこで多く取り上げているのを見て満足してしまっていたようでした。そんなわけで、今日は新粋染の浴衣のうち子供向きなものを数点紹介します。

浴衣の基本、特に子供向きの特徴として、さっぱりとした白地に可愛らしい題材を小振りに表したものが多いですね。それでも本格的な東京本染ですから、近頃のプリント物とは着姿が全く違います。以下、女児向きを二点紹介します。

説明不要に可愛らしいです。この感覚を中心に、色が多色使われているものなども揃えています。ただ、小さなお子様には単色のものが持つストレートな可愛らしさが良いかなと思っております。

続いて、男児向き。

赤系の色が紺に変わったというだけで、やはり小振りな連続柄のものが多いですね。題材も小さな男児がいかにも好みそうなものが選ばれています。ただ、面白いことに、この当店が男児向きに揃えている浴衣は、実は大人の女性に選ばれるケースが度々あります。

例えてみると、ヘタウマアートのような魅力があるみたいですね。今年もここに紹介する間もなく売れてしまった柄が多いです。実はこれを記している間にも、単色の小振り柄浴衣が大人の方に売れて行きました。

今年のトレンドなのかな…？