かわむらの
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ちりめんショール

夏らしいお天気が続いていますね。空の青さが眩しいです。

自宅の縁側から見える空。毎朝寝転びながら眺めるこの明るい空が気持ち良くて、店に行くのが嫌になりそうです。そういう訳にもいかないから毎朝出勤してますが、本音は夏を満喫したいと願うアラフィフ自営業者です。

さて、店舗の方では今、夏らしくないアイテムが注目を集めています。それがこの「ちりめんショール」です。

厚手シボ高の丹後ちりめん地に、蘇州の熟練職人による相良刺繍をこってりと施した一品。

色違い。主に振袖を購入してくださったお客様が、そのお供として選んでいただいています。当店では早くから振袖姿にちりめんショールを合わせていて、当地の成人式では目を引いていると評判いただいてきました。最近ではこういった布系ショールを勧めるお店やサイトも増えてきたようですが、ここまで質と加工的に重いものを揃えているところは少ないと思います。

最近では、冬季の使用のみならず、今の季節の冷房による冷えに対応してショールを使うという方も増えてきました。

そういった向きに合わせて、薄手の単衣加工のショールも出てきています。加飾も重くなりがちな刺繍ではなく友禅で。これらも引き合いが強くなってきています。

和装ならではの巾の広さも重宝だと言われますね。使い方の幅も広がります。

真夏に紹介するのは何かなと思ったりもするのですが、毎年この時期に割と希求されるアイテムなので、敢えて取り上げてみました。かなりの数を揃えていますので、興味のある方はお声かけください。いつでお見せできます。

 

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