かわむらの
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丹後ちりめん紋意匠半衿

台風一過でますます暑さが厳しくなるため、日中の外出は控えてくださいなんてアナウンスが天気予報でされていました。それでなくとも暑さには弱いため(寒さにも弱いです)、冷房の効いた店内で大人しく過ごしています。

外を見ると、富士登山に向かうのでしょうかね、完全防備の服装と荷物で歩く人達が目につきました。ご苦労様です。コロナの不安は払拭されてはいませんが、今年は富士開山することが出来、この街の風物詩的な光景が戻ってきています。有難いことですね。夏の風物詩と言えば、今日から始まる甲子園もその一つ。コロナがなければ当たり前に行われるものと思っていましたが、有り難みを感じながら味わって見させてもらいます。

今日はこんなアイテムを紹介します。

丹後ちりめんの織元、ワタマサさんの紋意匠半衿。こちらは銀ラメ糸入りの立涌文様。

白染加工をせず、敢えて絹糸本来の白色で仕上げた優しい感覚。飽くまで上品に、それでいてしっかり存在感がある良品です。

こちらはふくれ織ですね。気鋭の白生地メーカーらしく、多彩な文様と織技法が展開されているのも特徴です。

反物を切ったわけではなく、この幅で織り上げてます。そこも生地メーカーならでは。

着姿の中では脇役的な存在なんですけれど、衿元をどうするかは重要なポイントです。着物の柄とのバランスもありますが、出過ぎずに存在感のあるこの丹後紋意匠半衿はかなり重宝なアイテムだと思います。おすすめです。

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