かわむらの
日々

１０月に入ってから早くも一週間が過ぎましたが、日中はまだ夏を思わせる気温まで上がりますね。もう少し先までこんな感じみたいですが、その後は秋らしくなっていくのでしょう。

店の方は秋冬物も次々に上がってきていて、本格的な着物シーズンに向けて準備万端です。そのなかでも今回は羽織を特集しています。一部をここでも紹介させてください。

染の醒ヶ井制作の手描き友禅、絵羽織です。「絵羽織」という語感から昭和の匂いを感じる方も多いかもしれませんが、今でも作られていないわけではありません。

同じく醒ヶ井制作の一品。流れのある地紋を活かすよう絞りと金彩で加飾しました。鉄紺色のこちらの他、黒で同柄を作ってもらいました。あらゆる着物に合わせやすい顔つきと、きっちりとした仕事がポイントです。

こちらも制作は醒ヶ井。地紋活かしの横段染め分け。微妙に地色を変えた同柄をもう一品作ってあります。

小紋はフジモトのものを中心に、幅広く集めています。羽織で映える大柄が得意なフジモトさんの良さが出た良品揃いです。

裏地もしっかり揃えました。月兎、岡重、西田の襦袢地です。個性的な羽織を目指して、こちらを表地として作る方もいらっしゃいます。

なかなか面白いものを揃えられたと思います。お気軽に覗いてみてください。