かわむらの
日々

日々

ヘビウリ

定休日前に、ご近所さんから頂いたこの物体。

ご近所さんも誰かから頂いたものらしく、名前や料理法なども知らないまま、かわむらさんなら知っているのではと思い持ってきてくれたそうです。

私たちも全くの初見です。パッと見は正に蛇ですね。片方を持ち上げてみると動きは更に蛇っぽく、蛇嫌いな私にとっては拷問に近い時間が流れました。

息子がスマホアプリで調べてみると、その名も「ヘビウリ」と判明しました。見た目そのままの名前ですね。納得しつつもやはり嫌な印象には変わりありません。

その後、SNSを通じて見知っているインドやスリランカ料理店の方々に教えていただいたところ、あちらの方では非常にポピュラーな食材だということが分かりました。見た目と違い癖のない味で、日本でも栽培と流通を広めていこうという動きもあるようです。なるほど、それで私たちのところにもお目見えしたわけですね。

皆さんが進めてくれた料理法、チャンプルー風にしてみました。画像は載せませんが、料理のため皮をむき身を切っている時も、名前の由来になったあの動物を思わせる感があり、見るのもちょっと辛かったです。しかし、出来上がりを口にしてみると、みずみずしくて柔らかく確かに美味しかったです。時々、原型の姿が脳裏をかすめましたが、その嫌悪感をすぐに忘れさせてくれる味わいがありましたね。

着物と全く関係なく、しかも外国産の食材についての話で失礼しましたが、この食材との出会いから実際に食するまでは、なかなかのドラマがありました。このインパクトをどこかに記したく、ここにアップさせていただいた次第です。次回があるかは分かりませんが、またこういう記事も上げさせてください。

©呉服のかわむら