かわむらの
日々

帯合わせ

植山正織物のすくい織八寸帯

久しぶりに上がってきた植山正織物のすくい織八寸帯。

花かんざしと名付けられたこの柄、落ち着いた地色の中であっさりと表現されたかんざしが何とも滋味溢れる感覚に仕上がりました。

岡重制作の小紋にのせてみたの図です。こういった柄の多い着物に締めても無理なく合いますし、紬などにも勿論です。

あっさりとはしていても、存在感はしっかりありますね。季節を限られるモチーフでもありませんし、コーディネートを考えるのが楽しい一品ですよね。

ここのところ、植山さんから入れていた帯は比較的加工の重い綴が多く、全体的にフォーマル寄りになっていました。当店がそういった方向に向いていたこともありますし、折からのコロナ禍でものづくりにも制限がありましたしね。

お出かけが楽しいシーズンを迎え、緊急事態宣言も解除されました。そこに普段から楽しめる植山さんのすくい織のようなアイテムが上がってくると、こちらの気持ちも自然と上がってくる感じがします。

他、数点仕入れてみたのでまたここでも上げてみますが、ぜひ店頭でもご覧ください。

©呉服のかわむら