かわむらの
日々

帯合わせ

唐松尽くし

コロナコロナと騒いでいたら、10月も終盤を迎えていました。今年も残すところあと2ヶ月余り。時間が過ぎるのは本当に早いものです。

ここ最近のコロナ感染の落ち着きを受けて、当店の周囲でも色々なことが動き始めていることを実感します。お客様からお茶会や結婚式の話を聞くようになりましたし、自分が所属している各団体も定例会議などが復活してきました。まだまだ気持ちの上では慎重にならざるを得ませんが、少しずつでも明るい方向に向けていきたいものですね。

そんな流れから、今日は明るさを全面に出した組み合わせを紹介します。

フジモト制作の小紋と染なごや帯。共に同じモチーフの唐松を手描き友禅で表しています。

同じ機会で作ってもらったわけでもなく、合わせようとも思っていませんでしたが、コロコロとした可愛さと縁起の良さから、ついついやってしまいます。そう遠くない先に待っているお正月も意識してみました。

新年会向けコーディネートとしてよく選ばれる松文様。年明けの状況次第では開催されるところもあるかもしれません。忍耐の時が明けたことを慶び、松尽くしなんて選択も一手かな、などとふと思い取り上げてみた次第です。

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