かわむらの
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今年の浴衣選び
昨日は当地富士宮では消防出初式が行われました。2年ぶりの開催で、規模も時間も半分くらいに縮小されています。それでも目玉となる一斉放水は行われて、良い場所から撮影することができましたので貼ってみます。
富士山からの湧水を吸い上げ、それを富士山を祀る総本宮の浅間大社方向に放水するということで、全国で行われている出初の放水のなかでも、なかなか見応えのあるものだと思います。今年一年の火の用心は元より、様々な災厄も祓い奉ることを祈念いたします。
一日明けて、今日の富士宮は成人式です。華やかな姿が同じ場所を彩るようになるでしょうが、そんな冬の光景が広がる時期の当店では早くも今年の浴衣選びが始まりました。
日本橋の新粋染から届いた見本反。この中から今年の当店に並ぶ柄を選んでいきます。浴衣の受注では毎年、この新粋染さんがトップバッターですね。明けましておめでとうから間もないこの時期に浴衣選びをするのが、もはや年中行事となりました。
毎年、この新粋染を中心に、京都産地のものや浜松産地のものが加わって完成となります。当地では高校の文化祭で浴衣を着用する習慣があるため、夏を迎える前に需要があるという事情があり、そのため染め出しを早くしてもらってきました。早く上げるためには早く選ぶということで、正月から浴衣選びということになっております。
コロナの影響があり、文化祭での浴衣着用や、夏の様々なイベントも中止になることが多く、浴衣の動向もかなりそれに左右されてきました。不思議なことに当店では、この二年間は浴衣に関しては堅調だったのですが、今年はどうなるでしょうね。
憂いなく楽しめる夏を期待したいですね。と、ストーブをガンガン効かせた部屋のなかで考えております。