かわむらの
日々

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黒電話

一歳になった姪が電話に興味を持つようになり、店の電話の受話器を上げてばかりいるので、対策として物置で眠っていた黒電話を出してきました。

帰ってきた黒電話。この場所に帰ってくるのは恐らく40年ぶりくらいじゃないでしょうか。存在感に重みがあって良いですね。

早速、姪に与えてみました。すぐにこれが「もしもし」するものだと理解し遊んでいましたが、受話器も今の物に比べたら重いので、その重さに飽きてすぐに離れていきました。

代わりに群がってきたのは小学生や中学生たち。じっと見ていましたが、おもむろにこちらを振り向き「これ、どうやって電話かけるの?」と質問されたことには、こちらが驚かされました。当然と言えば当然なんですが、彼ら世代はダイヤルを回すという経験がないのですね。

教えながら回してみましたが、番号を回し終わるまでに時間がかかることにまた驚きが。携帯の番号なんか本当に大変ですね。

でも、その重みや、ダイヤルが戻る時のジーコジーコという音に味があって良いですね。電化製品というよりも、生き物みたいな感覚があります。現役復帰はないにしても、インテリアとして今後も店にいてもらうことにしましょう。

 

 

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