かわむらの
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着物
店内陳列より 縫締め絞り
このページ内で静かな恒例となっている店内陳列よりの商品紹介、なかなか好評を頂いているようです。ここでご覧になってから実際にご来店いただく方も多く、自然と店内入口付近で話題に花が咲くことになります。外から見たらとても賑やかに見えるようで、有り難いことです。
今回はこちらを。
縫締め絞りの絵羽小紋。醒ヶ井さん制作です。
実際には縫締め以外の絞りも施されていますが、縫締めの面積と印象が最も大きいので「縫締めの横段」と呼んでおります。
醒ヶ井さんが旧知の職人さんに依頼して制作してもらった一品で、他にも遊び感の強い絞り作品を数多く手掛けてもらいました。何故か今週はその絞り作品たちがお嫁入りしていくことが多く、面白い現象だと思いましたね。
そういうジンクス的なものが時々あり、例えばお宮参りの初着が連続する期間や、今のご時世に何故か黒留袖が連続して出たことがあります。今週はどうも絞り期間だったようで(しかも醒ヶ井限定)、楽しませていただきました。
まだ2月ですが、単衣での着用を想定して博多の紗八寸帯を合わせてみました。渋く光る銀が今の季節の空気にも馴染んでいるように感じます。具象的な文様ではないので、季節にとらわれなく着用できるところも魅力ですね。幅広くお楽しみ頂きたい一品です。