かわむらの
日々
帯合わせ
醒ヶ井付下げと梅垣袋帯
いち早く春の雰囲気を感じるべく、春らしいものを紹介することを続けていますが、今日はこんな組み合わせを選んでみました。
醒ヶ井制作の付下げに梅垣織物の袋帯「二条城襖絵文」
この付下げ、醒ヶ井さんのなかでも割と初期のものです。生地は独自の光沢がある五枚繻子が選択され、その特徴を活かすべくふんわりとした暈し染とあっさりとした柄表現で仕上げられました。
五枚繻子に由来するうねうねした地の動き。この味わいが春の霞かかった空気感にも繋がるように感じます。
帯はカッチリ豪華な梅垣さんの二条城襖絵文。着物とは対照的に華やかな春を表す一品を選んでみました。茫洋とした春霞のなか、いきなり賑やかなお花見が始まるイメージで。←コーディネートの意図を表す言葉としては乱暴ですが、要するに春の様々なイメージを表現したいということです。
コロナもピークアウトが指摘され始め、店頭でも結婚式での着用に関する相談などを頂くことが増えてきました。このまま明るい方向に向かって行ってくれることを望みます。