かわむらの
日々
着物
卒業式
先日、市内の小中学校で卒業式が行われました。我が家でも小学校と中学校にそれぞれ卒業生を抱えていたので、忙しい一日を過ごしました。
最近の小学校の卒業式では、女子に袴姿が目立ちます。多くは学生服を購入した店から借りられる化繊のものらしいですが、時々お母さんの着物や自分のものを着ている子も見られ、職業柄そこにはつい目が行ってしまいますね。
当地でも最近、十三参りを行うご家庭が増えてきました。そこで誂えた着物を卒業式でも活用するというパターンがあり、当店でも毎年お世話させていただいています。中には、七歳の祝いの着物を内揚げ多く作り、作り直して十三参りと卒業式にも活用される方もいます。柄の選び方如何で時間を経ても不自然でなく、素敵ですよ。
一例としてこんな柄が選ばれています。
醒ヶ井の小紋。柄違いで数反揃えたものですが、全て七五三~十三参りというコースで活用されたと聞いています。
菱健の毬文様。こちらは色を変えて揃えています。いずれも従来の七五三にはない微妙な色合いが出て人気がある柄です。当ページの商品紹介にも載せてありますが、最近になって十三参りに着させたいというお問い合わせが増えてきました。
醒ヶ井の一品。
同じく醒ヶ井。
長く愛用してもらえば着物にとっても幸せなことでしょうし、考え方次第ですが自分の衣装で節目を迎えることにも意味があると思います。ご家庭にある着物の活用も含めて、十三参りと卒業式に関わるご相談も受け付けております。お気軽にお声かけください。