かわむらの
日々

帯合わせ

正倉院文様小紋

三連休が明けた今朝は冷たい雨。三寒四温も通り越えて雪の予報も出ています。ここのところずっと気温も上昇続きだったこともあり、急な変化に対して体調を崩さないよう注意ですね。

卒業式や十三参りの話題が中心だった最近は、明るい雰囲気の着物を取り上げることが多かったですが、今日は気温と同じくガラリと変えてみましょう。

正倉院文様の一つ花喰鳥を表したフジモトの小紋に、同じく正倉院文様を織り出した西村織物の八寸帯。

同じ題材を重ねるのはくどくなり普通はあまりやりませんが、小紋の方が一見では分からないほど細かな表現なので敢えてチャレンジ。色の雰囲気も合っていますし。

もう一つは同じ西村織物の月下美人。白地一色のすっきりとした味で、合わないわけがない組み合わせですけどね。

文様部分はふくれ織状で、唐花の動きをより感じる効果があります。無地的な帯かと思いきや意外な存在感。

遠くシルクロードに思いを馳せ…なくても良いですが、文様の意味も含めてコーディネートの楽しみも多いです。いかがでしょうか。

 

 

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