かわむらの
日々

帯合わせ

夏物付下げに織紋意匠鈴木水衣錦

今日からの三日間、当地の富士山本宮浅間大社では流鏑馬祭が斎行されます。コロナの影響があり、昨年に引き続き馬が疾走し的を射抜く流鏑馬行事は無し。鎌倉殿で注目が集まる今年の中止は残念ですが、露店は出ているようなので子供たちの楽しみは残されましたね。それは良かったです。

気温も上がってきたので、今日から当店でもウィンドウの陳列を夏物にしました。それに惹かれて入店していただいたお客様もいて、夏着物に対する注目も高まっていることを実感します。

今日はこちらでも夏物を。しかも、最近少し遠ざかっていたフォーマルを紹介します。

商品紹介ページにも取り上げてありますフジモトの付下げ。本糸目友禅のごく繊細な線で表された波文様に、当店の夏袋帯で最も在庫数の多い織紋意匠鈴木の水衣錦をのせてみます。

 

 

 

まだまだ他の柄もありますが、今日はこの三組で。それぞれ個性を出しつつ、品格ある纏まり方をしていることが分かると思います。特に夏物はカジュアル寄りなものの紹介に偏りがちでしたが、こういうしっとりとしたフォーマルも取り上げていかねばと、自戒を込めて投稿してみました。

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