かわむらの
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着物

男児三つ身の被布と着物

うだるような暑さが続いてはいますが、暦の上では既に秋。店内も冷房を効かせながら秋向きな品物を並べています。秋の代表的な行事と言えば七五三ということで、今日は七五三関連のアイテムを一点紹介します。

三歳のお祝い向けの被布と着物のセット。七五三やお宮参りの着物を多く手掛けている山音の制作です。

男児の被布は、ここ数年非常に注目を浴びているアイテムです。当店でもこのホームページや旧ブログを通じて、遠方からも注文や問い合わせをたくさんいただきます。

元来は、初宮参りの一つ身を三歳で活用すべく作られ始めたものですが、一つ身の掛け着のほとんどは背を中心に柄が展開されます。被布姿にした場合にはその柄を隠してしまい、着物の柄と関連性をなくしてしまうという難点がありました。気にしなければ問題はありませんが。

同じ手で着物も手掛けることで、全体の着姿がしっかりまとまりました。被布姿で三歳を祝いたく、よりこだわりたい方にはおすすめです。現時点での制作数は非常に少ないようで、希少性も高いようです。

当店にも被布は数多く在庫しているので、お好きな色に変えていただくことも可能です。いかがでしょうか。

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