かわむらの
日々

帯合わせ

せめて目には秋を

 


残暑厳しき日々が続いております。湿度の高さがそれに追い打ちをかけて、体調管理もなかなか難しい毎日ですね。

暦の上では既に秋ですので、店内はすっかり秋模様に変更しました。そこで、今日はここでも秋向きの組み合わせを紹介することにします。

度々ここでも紹介している慶長小袖を題材にした小紋に、先日上がってきた村山刺繍の九寸帯。伝統的な秋の文様である吹寄せを刺繍で表してあります。

小紋の方は春秋の草花が表されていて、特に秋の柄というわけではないのですが、紅葉の印象が最も強いので秋向きの一品とします。柄の華やかさを受け止めつつ、上品に主張する帯の刺繍も流石だなと思います。

続いても村山刺繍店からの一品。一転して友禅が前に出た葡萄文様。

地紋は唐草文。合わせて葡萄唐草ですかね。存在感というか、ある意味クセのある柄ではありますけど、悪くない組み合わせだと思います。

最後は、源氏物語第27帖「篝火」に取材した醒ヶ井の一品。物語の舞台が初秋の宮中ということで、秋のコーディネートとして登場願いました。漆黒の闇に浮かぶ炎の存在感が際立ちます。

秋のコーディネート、これからも続けますね。

©呉服のかわむら