かわむらの
日々
着物
越後の絵絣紬
店の奥から出てきたこんな一品。
その昔、越後産地で作られていた絵絣の紬。かなり前に懐かしの品として手にいれ、まだ幼かったうちの娘の普段着に使おうとしていましたが、その機会も失ったまま存在を忘れてしまい、今を迎えてしまいました。
つい最近、取引先の一社がまたこういった絵絣を作ってみたということで新しいものを色々と持ってきて、そういえばこれがあったなと思い出した次第です。軽く生地の色変わりもあり、当然ながら売り物にはなりませんので、現在の河村家で恐らく最後の女の子となる一歳の姪が着ることになると思います。
今回、新しく作っている絵絣たちも、多くは昔の柄をそのまま採用しているようです。銘仙などでも同じことがありましたが、温故知新どころか昔のそのままでまた広がっていくというところに色々と思うところがあります。
まあ、でも、この味わいをまた多くの人が知ってくれるのであれば良いことですね。健闘を期待します。