かわむらの
日々
着物
黒地の羽織
もう十月最終日。つい最近まで暑いと言っていた気がするものですが、気付けば年末も間近です。
よくしたもので、気候もその季節らしいものになってきましたね。朝晩のキリッと冷えた空気には気持ちよさを感じたりします。
この時期によく求められるのは、いわゆる重ね着アイテム。コート、羽織、ショールなどですが、なかでも動きが多いのは羽織です。十年以上前の長羽織ブームから再注目され、以降の当店では安定して求められるアイテムになりました。
今日はこんな一品を紹介します。
紋意匠の生地を黒地に染め、飛び柄に刺繍を配した羽尺。黒地の羽織は、その粋な着姿からとても人気の高いアイテムです。当店でも黒染めした生地を常時持ち、時によって刺繍をはじめ加飾をしてオリジナルな羽織として提案しています。
こちらは今年も何か作ってみようかと話していたところで出会った仕入れ品。聞いてみると、以前に醒ケ井さんを通じてこういった着尺や羽尺を作ってもらっていた工場のものらしいです。価格的にもお手頃で、なかなか良い雰囲気に仕上がっています。
柄違いで数点入っています。
下に着る着物の柄も問いませんし、出ていく場所も幅広い便利さも魅力。ぜひご一見ください。