かわむらの
日々

帯合わせ

すくい織八寸帯「曙」

この週末は、わが町富士宮でも車の混雑ぶりが目立ちます。道行く人の姿にも何となく忙しなさが見られ、そんなところからも師走を実感しています。

今日は入荷したての一品を紹介します。

植山正織物のすくい八寸帯。柄名は「曙」です。郷野紬に金彩で更紗文様を表したフジモトの着尺と合わせています。

かなり印象的な顔つきですね。昔、どこかのお宅の応接間で見た油絵を思い出したりしました。

曙というテーマに対して、選択された色がいいなと感じます。特に今の時期、当地に住まえる者としては否応なしに霊峰富士を連想させ(どこに住んでいても連想しますね)、明るい気持ちにさせてもらえそうです。

季節を限定されない表現ですが、曙の富士とテーマづければ新年に相応しい文様になります。新年会にはお誂え向きの一品と言えるでしょう。

 

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