かわむらの
日々

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新年の吉兆

少し前の話題になりますが、去る1月7日土曜日に、当地富士宮市の消防出初式が開催されました。地方の自営業者あるあるで、イコール消防団員であることがデフォルトのように言われますが、私も漏れなくその一人です。

遡ること20数年前、修行期間を終え晴れて実家に帰還した私を、情報収集能力に長けた先輩方がまるでハイエナのように待ち構えておりました。そして憐れな小鹿のように捕らわれて即入団。以来、今日に至るまで呉服屋との二足の草鞋を履き続けてきました。反物より重い物を持ったことがない非力者ですが、不足し続ける団員補充の一員にはなれているようです。

で、今年の出初式。花形とも言える一斉放水の様子を、団員としての権利を行使し間近で撮ってきましたのでここにも貼り付けます。どうぞご覧ください。

ビデオ

まあ、権利の行使云々というのは嘘で、特に仕事も与えられていないものですからせめてとも思い撮影しました。風向きを読み間違えてズブ濡れになりながらも、決して団旗を離さぬ応援団員のごとくGoProを構えて撮ったので、一人でも多くの方に見ていただけたらと思った次第です。

ここでポンプ車が取水している神田川は、富士山からの湧水が湧き出る浅間大社の湧玉池から流れる河川です。富士山の湧水を放水するということが一つの名物になっているわけですが、年初からこの水を浴びたことで昨年までの穢が祓われたような気持ちもしています。その後の3日間ほど、何か良いことが続いているような…

皆様方にも吉兆でありますように、そんな願いを込めて今日の投稿にしてみました。

(年始のウィンドウ陳列も吉兆を願い、濡れ描きの梅に若松の丸文でお迎えしています)

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