かわむらの
日々

帯合わせ

縞と更紗

気温の乱高下が続いていますね。春が来たかと思うほど暖かい日になった翌日には、また厳寒に逆戻り。そんな繰り返しで体調を崩す方も増えているようですね。私は今のところ何とか乗り越えてきていますが、ここ数年軽くなっていたと感じていた花粉症が今年は全開しそうな予感がしています。外して良いという雰囲気が出てきたマスクも、そちらの事情からまだ手離せそうにないですね。皆様もご自愛ください。

さて、紹介品はこんな組み合わせで。

縞の小紋に更紗文様の染なごや帯。

縞が好きなんだけど、いまいち着こなしに自信がないというお客様からの相談にお応えする形で、あくまで一例ですが取り上げてみました。紫を基調にした縞に対して、同系色を使った染帯をコーディネートです。十日町の吉澤制作の一品。

色のトーンを合わせることの他、縞に対して更紗の曲線で動きに変化をつけることを意識しました。総柄になる縞に対し、柄が込み入りすぎないようにこれくらいのバランスが良いかなとも思います。

春に向かって、今年は色々なお出かけが増えそうですね。今月に入って小紋や付下げを見に来られる方が目に見えて多くなってきています。

人が集うことの楽しさ、そのなかでも大きな要素を占めるお洒落する楽しさを満喫できる日が、もうすぐそこまで来ているんだなと実感する毎日です。

©呉服のかわむら