かわむらの
日々

帯合わせ

お雛様

全国的に昨日は雛祭りの日でしたね。一日過ぎてからの投稿となりますが、今日はお雛様モチーフの組み合わせを紹介します。

無地に織り上げた綴地のタレ部分に、刺繍でお雛様を表した八寸帯。暁山織物制作の一品を、染の北川の摺り友禅小紋と合わせてみました。

柔らかな地色で春の陽気を表し、文様で子供のお祭りの雰囲気を出してみました。季節を楽しむ贅沢な組み合わせだと思います。

全国的には過ぎてしまった雛祭りですが、当地富士宮では昔から旧暦に準じて4月3日に行うものとされています。3月3日以前に雛飾りを出して、4月3日まで飾っているというお宅もまだ多いのではないでしょうか。

お雛様文様も、当地ではこれからが旬なものということになるわけです。お雛様柄の着物や帯をお持ちの富士宮市民の皆さん、自信を持って4月まで楽しみましょう。但し、着用範囲は市内限定となりますが。

だんだんと春めいてきて、お出かけも楽しい季節になってきます。今年はいよいよコロナ対応も通常に戻ってきそうな様子ですし、楽しみもより大きいですね。満喫しましょう!

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