かわむらの
日々

着物

新年も十日を過ぎて

仕事始めになったと思えば消防出初式、それから二十歳を祝う会(成人式)など、自分に関わる行事が次々に訪れた週末でした。地方の呉服店イコール振袖店と思われるのが嫌で、振袖に関して大きく宣伝することを避けている当店ですが、それでも当店を選んでくださる方も一定数いらっしゃいますので、成人式当日はまずまずの忙しさです。

着姿を見せにご来店いただけた方も数多くいらっしゃって、とても華やかな一日になりました。と同時に、今年は他地域から当店の振袖を求めて下さった方々が例年より多く、それぞれの地域からも着姿を送っていただきました。当地でなら富士山をバックに撮影することが多いと思いますが、それぞれの地域の名所で撮影した姿を見せていただきながら、距離が離れたところからご用命いただけたことにまた感謝の気持ちを新たにしたところです。

大変な災害や事故でスタートしてしまった本年ですが、過去数年に比べて人の動きは確実に増えていっていると実感します。和装の楽しさを一人でも多くの方に知っていただくこと、それを次のものづくりに繋げていくことを使命として、今年も精進していきます。改めて皆様、よろしくお願い申し上げます。

さて、紹介品はこちらで。

植山正織物のすくい織八寸帯です。こちらは「曙」と題された一品。

植山さんの八寸帯は当店のしゃれものと非常に相性が良くて、これまで多くのお客様から好評をいただいてきました。昨年、職人さんの高齢化により新しい製織を止めることになり、今当店が在庫しているもので最後になりました。商品紹介ページでもカテゴリを作って一品ずつ紹介していますが、せっかくですからここでも取り上げてみます。

「赤かぶ」

「花かんざし」

「幻想」

「薔薇」

 

文様名を見ると「なるほど」と思えますが、一見では何を表しているのか分かりにくいものが多いと思います。そこが作り手の狙いところで、季節や年齢、着物の柄になるべくとらわれずに締めていただけるよう考えられての仕上がりです。そんなところも、多くのユーザーから支持された理由の一つでしょう。

この他、違う柄もあと数点在庫しています。よろしければぜひご覧ください。

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