かわむらの
日々

帯合わせ

すくい織八寸帯 しいたけ

今年は暖冬の影響から野菜などの生育も順調で、例年に比べて頂き物も多いように感じます。人間は贅沢なもので、その季節らしくない天候が続くと不安に思ってしまったりするものです。とはいえ、やはり食べ物に恵まれるのは嬉しいことです。ありがたくいただいております。

今日は、ある意味この「生育」がテーマの一品を紹介します。

原木から生える椎茸を表した、すくい織の八寸帯。当店のしゃれ帯ではお馴染みの植山正織物制作です。西陣の縞御召にのせてみました。

たわわに実ってますね。それにしても、なぜ椎茸をモチーフにしようと思ったのか。繁栄を表すにしてもなぜ椎茸なのか。不思議です。聞いてもいませんが、それならなぜ仕入れたのかと逆に聞かれそうなのでやめておきました。色の使い方がなかなかお洒落で、実はお気に入りの一品です。

ハラ文です。植山さんのすくい帯はまだまだ面白いものが多くありますよ。ここでも載せますが、ぜひ店頭でもご覧ください。

 

 

 

©呉服のかわむら