かわむらの
日々

日が伸びてきましたね。閉店時間の午後六時頃になっても外が明るく、閉店するのにやや後ろめたさを感じる季節になってきました。桜の開花のニュースを聞くのもそう遠い話ではないでしょうし、気がつけば春という感じなんでしょう。

今日は新入荷の一品を。

市松に蝶。千切屋制作の付下げです。少し以前に出来上がっていたものですが、このタイミングで晴れてうちの子になりました。

華やかな蝶の表現と山吹系の地色。今の時期に見ると春だなあと感じさせる感覚ですね。

もちろん、文様としての蝶は季節を限るものではありませんし、季節を暗示するものと合わせて描かれているわけでもないので、季節を問わず着ていただいて構いません。

合わせる帯の柄で季節を表すという楽しみがあります。今の時期ならさて何を合わせようかなと思案してしまいます。春の花？どストライクなのも何だなとか、楽しみが多い一品ですね。