かわむらの
日々

日中の日差しは強くなってきましたし、気温も日に日に上昇してきましたね。今年は早くに暑くなってきそうです。周囲が明るい時間が多くなって、自然と気分も上向いてくる感じがします。ただ、閉店時間になってもまだ明るいので、店を閉めることにやや後ろめたさを感じてしまいます。それは仕方ないですね。

浴衣や縮など、夏の気軽なアイテムも続々と揃ってきています。今日は組み合わせを一例。

近江縮に帯屋捨松の夏八寸帯「蝶と波」

これからの日差しに呼応するような明るい色の組み合わせです。

捨松の代表的な柄である蝶文様。独自のクセがある感覚ですが、このクセがあることで逆に幅広い着物によく合うのではないかと常々思っております。好き勝手なことを言ってばかりいるのに何故か嫌われない人っていますが、そんな感じ。違うかな？

近江縮の方は今年の新作です。近江だけに滋賀麻工業の産ですが、柄は千切屋の限定オリジナル。毎年好評いただいているアイテムです。

麻は好き嫌いが分かれる素材ですし、好きな方の中でも肌触りなどでさらに好みが分かれる傾向があります。比較的柔らかな近江派と、パリッとした感覚のある小千谷派とか。

どちらも気軽に天然素材の風合いを楽しめることに変わりはないです。今年の夏もぜひお楽しみください。