かわむらの
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鬼滅の刃と七五三

天気にも恵まれ、我が家でも甥っ子の七五三祝いを行いました。十一月も終盤ですが、神社も七五三の参拝に来た家族が多かったらしいですね。今年は世界全体で災厄に見舞われたような年だったこともあり、七五三をしっかりと行うご家庭が多かったように感じます。行事としても家族単位で行え、感染リスクも低いですしね。

もう一つ、今年の特徴として、鬼滅の刃の影響も挙げられています。小さいお子さんは慣れない衣装への抵抗や恐怖心も大きい場合があり、気分によっては着させることに非常に苦労するケースが多いものです。それが今年は、鬼滅の刃のキャラクターになれるというキーワードを唱えることによって着付けがとても楽になっていると、ニュースなどでも取り上げられていました。

当店でも着付けのお手伝いをさせていただいていますが、その魔法の呪文のおかげで例年よりも全体的にスムーズに出来ました。(特に男の子)

そういう短期的なメリットもありますが、未来を担う子供たちが和の文化に興味を持つ入口になってくれるのなら、それこそ喜ばしいことです。麻の葉や市松など文様を覚えてくれるのもひとつですし、話の中には日本的な情や振舞いが根本に流れているようですし。(そういう自分は余り内容を知らずに書いてます。ごめんなさい)

話は戻ってうちの甥っ子ですが、これがまあ着付けに手を焼きました。今年どころか今まで歴代の着付けをした子供の中でもNO.1に難敵でしたね。鬼滅の刃を持ち出してみても、好きなキャラクターは「伊之助」だそうで、それでは着ることに前向きになるはずもなく、まあ大変でした。

最終的には何とかなって(無理矢理着させました)、無事に行えたようですが(行く先々で大変だったようですが)、呉服屋の孫として風上にも置けない振舞いですな。

まあ、それもこれも含めて家族の幸せな時間であることに間違いありません。これからも多くのご家族がそんな時間を共有できるよう、専門店としてお手伝いしたいなと思った一日になりました。

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