かわむらの
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羽裏の新入荷

本日11月29日は「肉の日」として知られ、お肉屋さんでは特売しているところが多かったりするのですが、読みでは同時に「いい服の日」にもなります。となると我々呉服屋にとっても記念日となるわけで、何かしなければということになります。

お安くご提供は常々心がけていることなので改めてアナウンスしませんが、ちょうど羽裏の新入荷品が届いたので紹介します。

粋な男性のお客様からのご所望で、羽裏や襦袢の専門店として知られる桂商店さんから仕入れさせていただいた一品です。唐獅子。こういった感覚が見つけにくい状況になってきましたが、欲しい方は必ずいるのでしっかり揃えておきたいところです。

無線友禅のネズミ。醒ヶ井さんから長襦袢として定番的に制作してもらってきたシリーズですが、羽裏としてもおすすめします。多産なことから縁起が良いとされている柄ですね。生地の質の高さも折り紙付きです。

文様として意表をつくものではありませんが、伊勢型で染めた万筋を羽裏に。裏の裏をかくお洒落と言いますか、これも有りかなと思います。

急激に寒さが増してきて、羽織物へのお声がけをいただくことが多くなってきました。服を重ねていくのは装う楽しみの重要な要素ですから、これからがいよいよ楽しみですね。しっかりお手伝いさせていただきます。

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