
かわむらの
日々
綴織袋帯 翔鳥天井文
今日は雨も降らず気温も上がり、まるで早くも夏本番を迎えたかのような陽気になっております。今からこれでは、今年も暑い夏を乗り切れるか心配になってきますが、頑張って元気に過ごしていきたいものです。
今日は久しぶりにフォーマル品を紹介します。
植山正織物の綴袋帯。柄名は翔鳥天井文です。
伸びやかに空を翔ぶ鳥たちの姿を格天井文様に納めたザ・フォーマルな一品。
絵画性の高い綴織の精緻な仕事ぶりが一番の見どころですが、複雑な味を出す地色を始め色の取り合わせも面白いです。
すくい織や綴の名品を数多く織り上げ、当店を長く賑やかにしてくれた植山正織物さんですが、昨年限りで製織は止められております。残念なことですが、最後になった品々を当店にかなりお安く分けていただいたので、質の高い織物をお求めになるにはチャンスでもあります。ご興味のある方はぜひ店頭にてご覧ください。