
かわむらの
日々
綴袋帯 旭松梅文様
また投稿を怠っているうちに九月に入り、毎年ここでの話題にしているはずの重陽の節句も過ぎ、今月も中盤を迎えているというのに、まだ暑い日が続きますね。みなさま体調にはくれぐれもお気をつけください。
さて、今日はこんな組み合わせを紹介します。
市川染匠の付下げ「宝尽くし」に、植山正織物の綴袋帯「旭松梅文様」です。
綴の絵画性の高さがよく表現されている秀作ですね。何度もここでお伝えしている通り、植山さんはすでに製織を辞められており、今当店にあるものが最後になります。この一年で多くのお客様にお見分けいただきましたが、この一品を含めてあと数点になりました。少し寂しくもあります。
ハラ文です。存在感の強い帯なので、その強さをうまく活かしてコーディネートすることが肝要かと思います。色無地ならオールマイティに楽しんでいただけますね。