かわむらの
日々
帯合わせ
華文唐草の染九寸帯
まだまだ空気が冷たい日が続きますが、だんだんと春の雰囲気も感じられるようになってきました。夜明けも少しずつ早くなり、反対に陽が沈むのは遅くなり、日差しにも明るさを感じます。花粉症のセンサーが発動し始めているのは難ですが、春の訪れは気持ちを明るくしてくれるものですね。
そんな時節に、新入荷品を紹介します。

染の川勝制作の染九寸なごや帯「華文唐草」
華文も唐草もお馴染みの文様ですが、今までの当店ではなかなか採用しなかった地色に特徴を感じる一品です。ちなみに、琳派へのこだわりで著名な川勝さんとしては、この文様がらしくないと言いつつ制作したようですが。どちらにしても、らしくないと言われながらも選ばれた力のある一品と言えるかもです。

合わせてみたのは千切屋の付下げ。蝶の舞を手描き友禅で表したものです。華文や唐草は季節を問わない文様ですが、着物の方で季節感を出してみました。山吹系に染め上げられた柔らかい市松の表現と併せ、春の雰囲気を感じさせます。

細やかな染表現も魅力です。今回はセミフォーマルの付下げに合わせましたが、小紋や紬などしゃれ物にも無理なく合わせることができる顔つきです。

ハラ文。粋さも感じる表現です。わりと万能に、そして合わせるものによって色々な表情を見せてくれる帯だと思います。コーディネートに楽しみを与えてくれることでしょう。