かわむらの
日々
帯合わせ
松重ねコーディネート
今日は三月半ばとは思えないほどの寒さですね。少しぱらついた雨も雪に変わるんじゃないかと思うほどです。三寒四温とは言いますが、かなり振り切った寒が来ているようです。
今日はこんな組み合わせを。

フジモト制作の付下げ「流水に松」と、染の川勝制作の染九寸帯「若松に蔓」

琳派の川勝らしいこの帯を当店に迎え入れた記念に、こちらで取り上げてみました。金描きを多用し、刺繍のあしらいを加えた京友禅の王道的な作りの一品です。

水の流れに松を配した動きのある柄が、正統派ながらも面白さを感じさせる付下げです。この系統の地色で季節に関わらず着られる付下げをと、お客様からリクエストを受けて何点か手掛けてもらったうちの一点です。
制作染匠のフジモトさんは、その名自体は着物ファンの皆様にも知られていないかもしれませんが、その作品は最上さんという問屋の品として美しいキモノなどの雑誌に頻繁に登場しています。当店在籍の品と似た感覚も数多く掲載されているので、そんな予備知識を持ってあの本を見ていただくと面白いかと思います。

こちらハラ文。染のなごや帯とは言え、十分に重みのある組み合わせになりました。もうその季節は過ぎてしまいましたが、新年会などで映える感覚ですよね。もちろん、季節問わずに着用いただけますが。
着物を着るのには暑いよりはずっと良いですが、あまりに寒すぎるのもなんですね。ちょうど良いお出かけ日和を熱望します。