かわむらの
日々
着物
生まれてくるもの
先日もここで投稿しましたが、師走も終盤を迎えても今年はきれいな赤富士が見えてしまいます。富士山を狙っているカメラマンにとっても、うれしいやら残念やら微妙な気持ちだそうですね。季節感の問題ですよね。
そんなことを話題にしていたら、今朝のうちの庭に早くもふきのとうが姿を表していました。
今日は冬至ですよ。春を告げるには、ちと早すぎませんかね。ここのところぐっと冷え込みましたが、それまでは暖かい日が長かったものですから、ちょっと急いでしまったんですかね。この様子だと、初春を祝う時に食卓に上がってきそうな勢いです。
我が家では、この正月周辺に大きなイベントを控えております。私からすると姪になる子の誕生を待っている状態でして、予定日はなんと一月一日。前後するのが常とはいえ、いずれにしても目出度くも慌ただしい正月が予想されます。
で、今日はその子に着させる初着(うぶぎ、産科を退院する時に着させます)が上がってきたので、ここでも紹介します。
一つ身に仕立てた着物とちゃんちゃんこ。千切屋の長襦袢地から作ったものです。昔は富士絹などこういった向き用の生地がありましたが、今は大体かわいらしい柄の長襦袢地から作ります。うちでは甥姪、うちの子を合わせて7人になりますから、これを7組作ったことになりますね。一人ひとり誕生を心待ちにしながら柄を選んだことが、今さらながらに思い出されます。
次はまた10年以上経って、それぞれの孫に用意する時代になるのかな。それまで元気に頑張っていないとな。そんなことを考えた冬至の朝でした。