かわむらの
日々
明けましておめでとうございます
令和三年一月四日、本日より今年のスタートを切らせていただきます。初日の午前中からお客様方に賑やかにしていただいて、感謝感謝のスタートになりました。
コロナの流行は勢い衰えず、首都圏の方では緊急事態宣言が検討されている状態です。それでも、色々な報道等見ているとコロナ以後を見越した動きなども出ているようで、そういった明るい可能性の方に気持ちを向けつつ注意を払いながら前に進んでいくのが肝要かなと、この三が日の間に考えておりました。
この年末年始の間には、当店を支えてくれている作り手さんたちの声も聞くことができました。皆さん大変な中でも前向きな気持ちを忘れず、ものづくりに力を注いでいってくれています。ものは作れども前で動かなければ停滞してしまいますから、その魅力を多くの人に伝えていくのが私たちの責務ですね。今年も頑張っていきます。
昔からのお客様には、「年の始めに長いものを手にして運開く」という言葉と共に初商いにお付き合いくださる方々がいらっしゃいます。当地独特の慣習なのか、はたまた日本古来のものなのかは分かりませんが、年越しそばなどと同様に、いかにも日本らしい慣わしかなと思います。
当店の初売りも様々なものをご用意していますが、今日はその中からこちらを紹介します。
醒ヶ井さんを通じ、丹後産地の各織元に協力いただいて特別価格で揃えた紋意匠の白生地。これをお好きな色に染め上げる誂え色無地です。
当店では常にご提案してきているものなので、顧客様からしたら「またか」と思われるかもしれませんが、特価で卸していただいた分も残り少なくなってきました。高品質な染物の下地に使われる上質な生地で、文様も魅力的なものがまだまだあります。染も仕立も当店が信頼する職人さんの仕事で仕上げ、ここでは発表できませんが価格も非常に魅力的です。一枚あっても良いなと思っている方はぜひ気軽にお声かけください。
今年もまた、一点一点を大切に、お一人お一人とのお付き合いを大切に商いをして行きます。皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます。