かわむらの
日々

着物

博多角帯 しゃれこうべ

春を通り越したような陽気が続く富士山麓です。色々な花も咲き始めていますし、桜の開花も各地で宣言されているようですね。我が家の小さな庭でも雑草が目立って参りました。明日の定休日には彼らと格闘することになりそうです。

春の到来とは直接の関係はないと思いますが、最近、男物にお声が掛かることが多くなってきました。(卒業で着用という方もいたので、春と関係がないわけではないか)

加飾の美しい女性の着物をおすすめするのも勿論楽しいですが、男物を色々と提案するのもまた楽しいものです。着心地や着こなし方など、より実感しながらおすすめできますしね。

ご提案するために撮影した画像の中から、今日はこんな一品を紹介します。

博多織の角帯。しゃれこうべの連続柄です。

近接。私たち世代なら、タイムボカンシリーズを連想するのでは。もしくはなかなか進化しない人類の祖先とか。

京都の大原商店がオリジナルで出していたシリーズのうちの一つで、他にも意表をついた柄が多かったです。好評を得てよく売れましたが、当初の予想通りこれは残っています。面白がってはいただけるんですけどね、やっぱりねという感じですね。

安心してください、裏は縞ですよ。しゃれこうべが出ると気まずい雰囲気になりそうな場所では、こちらの縞を表にすることで乗り切れます。

男物の楽しみは裏地や小物に多く詰まっていますから、どうせなら人よりちょっと変わったものを選んで楽しむことをおすすめします。オリジナルな物もまた増えてきましたし、またここで紹介させていただきますね。

©呉服のかわむら