かわむらの
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優華壇浴衣

毎年好評をいただいている京都井登美さんの優華壇浴衣が上がってきました。これで今年の浴衣はほぼ揃ったことになります。せっかくなのでここでも一部取り上げてみます。

まずはここ数年、高い人気を誇る金魚柄。今年はより爽やかな色で上げてきました。去年はもっと渋い色でしたが、入荷してすぐに全部売れてしまったのでほとんどのお客様は目にしていないということに今気づきました。皆さん、これが優華壇の金魚柄です。

続いては、これも当店好みの松葉。新色で上がってきています。男女どちらにも向きますから、カップルで色違いに揃えるという楽しみもありますね。

続いて、個人的に最も注目していたアイヌ柄。アイヌの文様がファッション的に注目されてきていることは知っていましたが、浴衣にするとはなかなか考えましたね。自分は好きです。

百鬼夜行。鳥獣戯画と並んで熱烈なファンを持つ画題です。当店もこの図に惹かれて染帯を作るに至ったことは、このHPの商品紹介ページを見てもらうと分かります。なのでこの浴衣も当然チョイスしました。

柑橘の黒地。黒場に柑橘類のきれいな黄色が映えますね。

アクの強い柄ばかり載せてきたので、こういった感じもちゃんと揃えましたよという意味も込めてアジサイ柄。可愛い感覚が好きな方にもしっかり対応できます。

井登美さんは本来、和装小物の問屋さんなのですが、10年ほど前からオリジナルの浴衣も作り続けています。上げた柄を見ていただいても分かるように、従来の浴衣メーカーが作るものと比べて意表をついた柄が多いことが特徴と言えます。

当店は浴衣らしい浴衣も好きですが、井登美さんが出してくるこの感覚も好きです。女性社員さんの感性や意見も多く取り入れているようですが、時に当店が好む柄を長く担当してくれている五十代の課長(男性)が考えたなどということもあり、楽しませてもらっています。(このくだり、完全に余談ですね)

価格的にもお求め易く、おすすめなアイテムです。

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