かわむらの
日々

帯合わせ

民芸ポーラ絣

定休日明けの木曜日、店内の陳列を少し変更しました。

夏向きウール着物、民芸ポーラ絣を出してみました。

ある年代から上の方にとっては非常に懐かしい響きを持つアイテムだそうですね。昭和の早い時期に大流行したことで知られています。元々は寒冷地である北海道地方の夏物として開発されたそうですが、着心地の良さなどが好まれ全国に波及していったと聞きました。

薄紫の市松柄に宮岸織物の麻八寸帯をのせた組み合わせ。この民芸ポーラ絣という品は往時の復刻版として十日町のメーカーが製作していたものですが、それも少し前に作られなくなったようですね。

黒地市松柄に博多献上の八寸帯。こういった普段着の良品が少なくなっていくのは、着物ファンの裾野を広げるという意味からもとても残念なことだと思います。当店が持っている在庫も少なくなってきましたが、お求め易い価格で出していますので興味のある方はどうぞご覧ください。

©呉服のかわむら